2025.06.20

#安全性・作業負荷軽減 #医療・福祉・介護業 #介護ロボット #介護支援

【2025年決定版】車椅子ロボット進化の最前線!選び方・機能・費用まで徹底解説

\ ドモ、ミライから来た案内ロボ、アシスタッス /
今回は未来の「車椅子ロボ」について紹介するッスよ!

「行きたい場所に、もっと自由に行けたら…」
「坂道や段差が、お出かけの大きな壁なんだよなぁ…」
車椅子での生活には、移動に関する悩みがつきものッスよね。

未来の車椅子は、かしこい「移動パートナー」に進化してるッス!

危険な箇所はあらかじめAIが押してくれたり、
AIが体型やクセを学習し、常に最高の乗り心地に自動で調整!
クルマより快適になっちゃってるかもッス。

さあアシスタと一緒に、未来の自由な車椅子ライフの扉を開くッス!

車椅子ロボットのもっと詳しい内容は、↓スクロールして本編記事をチェック!

1.そもそも、車椅子ロボットとは?

「車椅子ロボット」という言葉、最近よく耳にするようになりましたね。これは一体、私たちがよく知る「電動の車椅子」と何が違うのでしょうか。

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そもそも「車椅子ロボット」とは?

従来の車椅子の基本的な「移動する」という機能に加えて、最新のセンサー技術、AI(人工知能)、そして精密なロボット制御技術といった頭脳とパワーを搭載することで、これまで以上に高度な移動支援や、利用者さん・介助する方の負担軽減を実現する、次世代型車椅子のことを指します。

最新の車椅子ロボットはこんなこともできる!?

  • 坂道やデコボコ道でも、まるで平地のようにスムーズなアシスト走行
  • より少ない力で、より直感的に操作できるインターフェース
  • 周囲の状況を常に把握し、安全な経路を自動で選ぶかしこさ
  • 設定した目的地まで自動で連れて行ってくれたり、介助者に自動でついて行く機能
  • 利用者さんの体重移動や操作のクセを学習し、アシストの力加減や反応速度を最適化するパーソナライズ機能

これらの機能は、すべてが今すぐ実現できるわけではありません。が、現在世界中で日々ものすごいスピードで研究開発が進められています。

その大きな目的は、単に「楽に移動できる」ということだけではありません。

利用者さん一人ひとりが「行きたい!」と心から願う場所へ、自分の意志で、より安全に、そしてより快適にたどり着けるようにサポートすることです。そんなより心地良い移動の未来を実現するための非常に重要なテクノロジーとして、大きな期待が寄せられています。


2. 【タイプ別】最新トレンド!車椅子ロボット5選

「車椅子ロボットって、どんな種類があって、どんなスゴいことができるの?」その疑問にスッキリお答えするため最近注目の「車椅子ロボット」をピックアップ。

それぞれの特徴や、どんな導入事例・活用シーンがあるのか、そして「こんな人にピッタリ!」というおすすめポイントを分かりやすくご紹介します。

車椅子ロボット①
日常をもっと、スタイリッシュに!「WHILL Model C2 / Model F」

思わず街へ出かけたくなる、洗練されたデザインが目を引く「WHILL」。

従来の電動車椅子のイメージを超えて、ジョイスティック操作に加え、スマートフォンアプリでも直感的にコントロールできます。見た目だけでなく中身もスゴく、独自の高機能タイヤとパワフルなモーターが、最大5cm程度の段差や、日々の生活で出会う坂道も、スムーズにアシストしてくれます。

さらにModel Fなどの一部モデルは、工具いらずで簡単に分解でき、車のトランクにもコンパクトに収納可能! これ一台で、もっと自由に、もっとアクティブにしてくれます。

  • このロボットの特徴 「車椅子も、もっとおしゃれで、もっとアクティブなものであってほしい!」そんな願いを形にしたのがWHILLです。優れた走行性能とデザイン性を両立し、毎日の移動を諦めていた人に、新たな一歩を踏み出す勇気と楽しさを提供してくれます。
  • 導入事例・活用シーン アクティブに外出を楽しみたい個人の利用者の方はもちろん、羽田空港や成田空港といった大規模な空港では、WHILLの自動運転モデルが利用者の搭乗ゲートまでの搬送サービスとして活用されています。
  • 導入費用の目安 費用:約487,000円(非課税)
    介護保険レンタル:月額2,700円(介護保険適用)
    一般向けレンタル:施設やアプリで日額・月額レンタル可能
    一部施設や観光地で無料貸出あり
  • 公式情報はこちらでチェック! WHILL株式会社 公式サイト: https://whill.inc/jp/

車椅子ロボット②
乗馬スタイル?!新発想モビリティ「RODEM(ロデム)」(テムザック)

ベッドから車椅子へ、車椅子からトイレへ…日々の「乗り移り」動作に、こんな解決策がありました。

「RODEM」は、これまでの常識を打ち破る、後ろからスッと体を滑り込ませるように乗り込めるユニークなパーソナルモビリティです。この画期的なアプローチは、利用者を抱え上げる必要がほとんどなくなり、介助する方の腰への負担を劇的に減少。乗り込むご本人も、より自然な体勢で、安心して体を預けることができます。

しかも、室内での取り回しを考え抜いたコンパクト設計だから、お部屋の中や廊下といった限られたスペース

  • このロボットの特徴 「移乗動作」という、介護における大きな課題の一つに、デザインの力でアプローチした革新的な一台。ベッドからの起き上がりやトイレへの移動がもっとスムーズになれば、利用者さんの自立心も、介護する人の心のゆとりも、きっと大きくなるはずです。
  • 導入事例・活用シーン 介護施設や病院での実証実験を通じて、移乗介助の負担軽減効果や、利用者のQOL向上への貢献が検証されています。また、台湾をはじめとする海外の介護現場やリハビリテーション施設にも展開され、そのユニークなコンセプトと実用性が注目を集めています。
  • 導入費用の目安 費用:約1,500万円~(カスタマイズ価格)
    主に施設向けでレンタル・サブスクリプションサービス有
    購入は要問合せ、導入規模・オプションで価格変動
  • 公式情報はこちらでチェック! テムザック株式会社 公式サイト: https://www.tmsuk.co.jp/rodem/

車椅子ロボット③
目的地までご案内!「PiiMo(ピーモ)」(パナソニック)

広い空港や病院、大きな商業施設で「目的地までもっとスムーズに、迷わず行けたらいいのに…」そう感じたことはありませんか。

「PiiMo」は、そんな願いを叶えるために生まれた、AI搭載の次世代モビリティです。あらかじめ作成された施設内の地図情報と、多数の高性能センサー、そしてAIの眼(カメラ)がリアルタイムで周囲の状況を把握。 人や障害物を巧みにかわしながら、あなたを安全に目的地まで自動でエスコートします。

さらに、複数台のPiiMoが互いに情報をやり取りし、効率的な配車やスムーズな連携走行を実現するシステムも開発されており、大規模施設における新しい移動の仕組みになるかもしれません。

  • このロボットの特徴 「広い施設の中で、目的地まで迷わず、安全にたどり着きたい」そんなニーズに応える、まさに未来の移動サービスを実現する一台。特に、人手不足が深刻な施設において、利用者の移動サポートやスタッフの業務効率化に大きく貢献することが期待されます。
  • 導入事例・活用シーン 成田空港では、実際に搭乗ゲート間の移動をサポートする自動搬送ロボットとして実証実験が行われ、そのスムーズな移動と安全性が確認されました。その他、大規模な商業施設、病院、工場など、広い敷地内での人や物の効率的な移動手段としての活用が見込まれています。
  • 導入費用の目安 費用:約150万円~
  • 公式情報はこちらでチェック! パナソニック ホールディングス株式会社 PiiMo紹介ページhttps://www.panasonic.com/jp/company/ppe/piimo.html

車椅子ロボット④
全方向移動ロボット「movBot®(ムーブボット)」

「えっ、そんな動きができるの?!」と思わず声が出てしまうかもしれません。

movBot®シリーズの最大の発明は、特殊な「メカナムホイール」の搭載により、車体の向きを変えずに真横や斜めにも進める「全方向移動」を実現したこと。

これにより、せまい通路や入り組んだ場所でも、これまでにないスムーズで効率的な動きが可能になりました。さらに一部モデルでは、階段昇降に対応するモデルまでラインナップされています。まさに移動の常識を飛び越える、未来型モビリティの登場と言えるでしょう。

  • このロボットの特徴 従来の車椅子や搬送ロボットでは難しかった「狭い場所での自由な動き」を実現するメカナムホイールは、まさに目からウロコの技術。これまで諦めていた場所での活動や、より効率的な作業を可能にする、大きな可能性を秘めています。
  • 導入事例・活用シーン オフィスビル内での書類や備品の運搬、工場や倉庫内での部品や製品の搬送など、限られたスペースでの効率的な移動・運搬作業や、商業施設や展示会場など、人が多く複雑な環境での案内や警備、清掃といったサービスへの応用も期待されています。
  • 導入費用の目安 約300万円~(モデル・オプションによる)
  • 公式情報はこちらでチェック! アクセスエンジニアリング株式会社 公式サイト:https://www.movbot.co.jp

車椅子ロボット⑤
後ろから優しく移乗「Keipu(ケイプ)」(アイザック)

「Keipu」シリーズは、介護の現場の声に真摯に耳を傾け、後方からまたがるように自然な体勢で乗り込める設計を採用。これにより、特にベッドからの移乗介助における、介護する方・される方双方の負担を和らげます。

さらに注目すべきは、座面と手すりの高さを、使う人に合わせてピッタリ電動で調整できること。移乗先の高さが違っても、最適なポジションを簡単に見つけられます。

利用者の体をしっかり支えるシート形状と、迷わず操作できるコントローラーも、日々の安心感を高めてくれます。

  • このロボットの特徴 「後ろから乗れる」というユニークな乗降方法と、「電動での高さ調整機能」の組み合わせが、Keipuの大きな魅力。介助する人もされる人も、無理のない自然な体勢で、より安全・快適な移乗を実現するための工夫が詰まっています。
  • 導入事例・活用シーン 介護施設や病院での実証実験を通じて、特にベッド⇔車椅子間の移乗介助における介護者の身体的負担軽減効果や、利用者の移乗時の安心感向上などが検証されています。
  • 導入費用の目安 約200万円~(モデル・オプションによる)
  • 公式情報はこちらでチェック! 株式会社アイザック Keipu紹介ページ:https://www.aizuk.jp/keipu.html

3. 車椅子ロボット導入「5つのメリット」

未来を感じさせる車椅子ロボットですが、実際に導入することで、利用者さんや介助する方にとって、どんな「良いこと」があるのでしょうか?主なメリットを5つに整理しました!

メリット1:行動範囲がグーンと広がり、生活がもっと豊かになる

これまで「ちょっと無理かな…」と諦めていた場所へも、ロボットの力を借りることで行けるようになるかもしれません。坂道やちょっとした段差を気にせずにお出かけできるようになれば、近所の散歩から、少し遠くへの買い物、友人との交流、趣味活動など、日常生活の楽しみが大きく広がります。

メリット2:介助する家族やスタッフの身体的・精神的な負担の軽減

特に坂道での押し上げや、段差での持ち上げといった作業は、介助する方にとって大きな身体的負担です。電動アシスト機能や昇降機能は、これらの負担を大幅に減らし、腰痛などのリスクを低減します。

また、ロボットが安全な移動をサポートしてくれることで、介助者は常に気を張っている状態から少し解放され、精神的なゆとりも生まれます。

メリット3:移動時の安全性が向上し、ヒヤリとする場面が減る

障害物を検知するセンサーや、安定した姿勢を保つための高度なバランス制御技術などは、車椅子を利用している時の転倒やつまずき、何かにぶつかってしまうといった事故のリスクを減らしてくれます。

メリット4:利用者さんの自信と自立心を高める

「自分の力で、自分の意志で移動できる」「一人でここまで来れた」という経験は、利用者さんにとって大きな自信となり、さまざまな活動への参加意欲を高めます。

自己肯定感の向上にも繋がり、より前向きな気持ちで毎日を過ごせるようになるでしょう。

メリット5:介護施設などでは、業務効率化とケアの質の向上も期待

施設などで導入する場合、自動運転機能や追従走行機能などを活用することで、スタッフの移動介助にかかる時間を削減できます。 その結果、スタッフはより専門的なケアや、利用者さんとの心を通わせるコミュニケーションにより多くの時間を割くことが可能になり、介護サービス全体の質の向上に繋がります。

車椅子ロボットは、単に「移動を助ける道具」というだけでなく、利用者さんの生活の可能性を広げ、介助する人の負担を減らし、そして社会全体のバリアフリー意識をも進化させる力を持っているのです。


4. 知っておきたい!車椅子ロボット導入「3つのチェック」

大きな可能性を秘めた車椅子ロボットですが、その恩恵を誰もが気軽に受けられるようになるまでには、まだいくつかの課題があり、導入を検討する際には知っておくべき注意点もあります。

ココをチェック!

  • やっぱり気になる「初期費用」 最先端の技術がたくさん詰まっているため、多くの車椅子ロボットは、従来の電動車椅子と比べても、まだ価格が高いのが現状です。 量産化によるコストダウンが、今後の大きな課題と言えるでしょう。
    人手不足? それとも利用者さんの活動機会アップ? まずは、あなたの施設で「移乗介助」に関する一番の課題を明確にしましょう。
  • 「重さ」と「大きさ」 高機能なロボットほど、多くの部品を搭載するため、どうしても重くなったり、サイズが大きくなったりする傾向があります。
    外出時に自動車へ積み下ろしする場合や、ご自宅での置き場所、公共交通機関を利用する際の取り扱いなどを、事前にしっかり確認しておく必要があります。
  • ロボットが活躍しやすいインフラ整備が必要 どんなに高性能な車椅子ロボットでも、街なかに段差や障害物が多ければ、その能力を十分に発揮できません。段差のない歩道、スロープの設置、充電ステーションの整備など、社会全体のインフラも一緒に進化していく必要があります。

これらの点を総合的に考慮し、専門家のアドバイスも受けながら、導入を検討することが大切です。


5. 車椅子ロボットの購入サポート制度について

「車椅子ロボット専用」の国の大きな購入補助金制度は、介護ロボット(移乗支援など)ほど明確ではなく、まだ十分とは言えません。しかし、以下の制度が利用できる可能性があります。

  • 障害者総合支援法「補装具費支給制度」 身体障害者手帳を持つ方が、医師の意見書等に基づき、補装具(電動車椅子含む)の購入費用一部支給を受けられる可能性があります。お住まいの市区町村の障害福祉担当窓口に相談を。
  • 介護保険制度「福祉用具貸与・購入費の支給」 要介護認定者が、指定福祉用具をレンタル・購入する際に費用の一部が給付。電動車椅子の一部はレンタル対象。担当ケアマネージャーに確認しましょう。
  • その他 自治体独自の助成制度、労災保険のアフターケア制度(業務上の傷病の場合)なども可能性があります。

重要事項

各制度は対象者の状況や機器の種類で細かく条件が定められています。まずは、お住まいの市区町村の福祉担当窓口やケアマネージャー、医師、理学療法士といった専門家に具体的に相談することが確実です。


6. まとめ:車椅子ロボットと拓く自由な移動ライフ

\ さあ、皆さん!「車椅子ロボット」の可能性はたっぷり感じてもらえましたか? /

坂道をスイスイとアシストしてくれたり、ちょっとした段差を軽々と乗り越えたり、目的地まで自動で連れて行ってくれたり…。
これらの素晴らしい技術は、「もっと外に出て、新しいことに挑戦したい!」という前向きな気持ちを、内側から力強く応援してくれます。

もちろん、まだまだ解決しなきゃいけない課題(費用感や街のバリアフリーのことなど)もたくさんあります。でも同時に、世界中の熱意ある研究者や技術者さんが、毎日素晴らしい技術の開発を進めてくれている。

「ロボのらしんばん」は、これからも介護の未来を明るく照らす情報を、発信していきます。さあ、これまでにないワクワクを、一緒に見つけましょう!

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