2025.06.20

#労働力不足対策 #医療・福祉・介護業 #介護ロボット #介護支援

介護コミュニケーションロボットってなに?|種類・メリットをまとめて解説!

\ ドモ、ミライから来た案内ロボ、アシスタッス /
今回は未来の「コミュニケーションロボ」について紹介するッスよ!

そう、あれって実は介護や暮らしの新しいパートナーとして注目されている
「介護コミュニケーションロボット」なんス!

未来のコミュニケーションロボットは「心の栄養士」みたいになってるッス・・・!
こちらの気分を読み取ってお気に入りの曲を流したりなんかは当たり前。
言語の壁もAIがサポートして、国外とのコミュニケーションの助けにもなってくれます。

この記事を読めば、これまでのイメージきっと180度変わるはず。
身体のケアだけじゃない、心の元気と笑顔を届ける新しい介護のカタチをチェックしてみるッス!

介護コミュニケーションロボットのもっと詳しい内容は、↓スクロールして本編記事をチェック!

1. コミュニケーションロボットって何?なぜ介護で注目?

「最近、なんだか利用者さんとの会話が減った気がする…」

介護の現場では、日々のケアに追われ、一人ひとりの利用者さんとじっくりと向き合いお話しする時間を確保するのがなかなか難しいという声をよく耳にします。

また、高齢になると社会的なつながりが以前よりも少なくなったり、認知機能の変化からスムーズなコミュニケーションがむずかしくなることも、決して珍しくありません。

こうした「心の孤立感」や「コミュニケーションの壁」は、利用者さんの生活の質の低下や、認知機能のさらなる低下にも繋がりかねない問題なのです。

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コミュニケーションロボットとは?

AI(人工知能)やセンサー技術などを活用し、人間と音声や身振り手振りでコミュニケーションを取ることを主な目的としたロボット。単なるおもちゃではなく、会話、情報提供、感情表現、レクリエーション支援などを通じて、利用者の心のケアや生活の質の向上、社会的孤立感の解消などをサポートする役割として期待されています。

そこで今、テクノロジーの力で「心のふれあい」を優しくサポートし、介護現場や家庭に新しい風を吹き込む存在として、「介護コミュニケーションロボット」への期待が、急速に高まっているのです!

コミュニケーションロボットが注目される理由

①自然な「会話のきっかけ」と「日々の楽しさ」を生み出す!

可愛らしい見た目や、愛嬌のある動き、そしてカンタンな言葉での問いかけは、利用者さんにとって自然と会話を始めるきっかけになります。「何か面白いお話をしてくれる?」といったロボットとのやり取りは、単調になりがちな日常に変化と適度な刺激を与え、利用者さんの心をイキイキと活性化させます。

②脳への良い刺激」で認知機能の維持・向上!

コミュニケーションロボットの中には、クイズやしりとり、懐かしい歌を一緒に歌う機能、昔の出来事に関する映像を再生する機能など、楽しみながら認知機能の維持・向上に役立つコンテンツがたくさん。会話を通じて、自然な形で「回想法(昔の良い記憶を思い出すことで精神的な安定や意欲の改善を図る心理療法の一つ)」のサポートも可能です。

③家族やスタッフとの間に「新しい絆」を育むきっかけに!

ロボットがきっかけであまり会話がなかったスタッフとの間、あるいは離れて暮らすご家族との間に、共通の話題が生まれることがあります。例えば、ロボットが利用者さんの日中のちょっとした様子(「今日はよく歌を歌っていましたよ」など)をさりげなく記録し、それがご家族が電話で話しかけるきっかけになったり、スタッフがケアプランを考える上でのヒントになることも。

「介護コミュニケーションロボット」は、直接的な身体介助を行うわけではありません。しかし、利用者さんの「心」に優しく働きかけそして人と人との温かい関係性を育むという、非常に重要でかけがえのない役割を担う可能性を秘めているのです。


2.【厳選5選】個性派ぞろい!人気の介護コミュニケーションロボット紹介

「コミュニケーションロボットって、具体的にどんな種類がある?」「うちの施設や大切な家族には、どんなタイプが合うんだろう?」そんな疑問にお答えするためにここでは実際に愛されて活躍している、あるいは未来のコミュニケーションの形を変えるかもしれない注目のロボットたちをご紹介します。

コミュニケーションロボット①
Sota(ソータ)(ヴイストン株式会社)

親しみやすい小さな体に、AIによる豊かな会話機能と表情を搭載。
自然な言葉で人とコミュニケーションをとり、場を和ませるのが得意なロボットです。

介護現場だけでなく、教育や受付など、幅広いシーンでの活躍が期待されています。

  • このロボットの特徴 「ロボットともっと自然に、楽しくおしゃべりしたい!」そんな願いを叶えてくれる、コミュニケーション能力の高さが魅力。様々な応用が利くので、施設や家庭の特性に合わせた独自の活用法を見つけ出す楽しみもあります。
  • 導入事例・活用シーン 高齢者施設でのレクリエーション進行、利用者一人ひとりとの個別対話や認知症の方への声かけ、日々の会話を通じた脳の活性化サポート。その他に病院や店舗での案内・受付、教育機関での対話型学習アシスタントなど。
  • 導入費用の目安 本体価格:ノーマルマイク版100,000円、インテリジェントマイク版145,000円(税抜)
    レンタル:1年レンタル104,800円、3年39,800円、5年29,800円(各月額/税込)
    月額利用料:クラウド利用料など月額3,000円(税抜)
  • 公式情報はこちらでチェック! ヴイストン株式会社 Sota製品ページ:https://www.vstone.co.jp/products/sota/

コミュニケーションロボット②
Pepper(ペッパー)(ソフトバンクロボティクス株式会社)

白い大きなボディと愛らしい瞳が印象的なPepperは、人の感情を認識し、自らも感情豊かに反応するヒューマノイドロボット。胸のタブレットを使った多彩なアプリや、歌・ダンス・ゲームといったエンタメ機能で、人々を楽しませるのが得意です。

  • このロボットの特徴 その存在感と多彩な機能で、多くの人を笑顔にできるエンターテイナー。特に施設など、大勢の人々とのコミュニケーションを盛り上げたい場合に力を発揮。感情を読み取る機能は、より細やかなケアのヒントを与えてくれるかもしれません。
  • 導入事例・活用シーン 介護施設や病院でのレクリエーション活動の活性化、集団での体操や歌のリード役や、利用者との対話を通じた気分転換や、楽しい会話による孤独感の軽減に対応。その他に商業施設やイベント会場での集客・案内役としても広く導入実績あり。
  • 導入費用の目安 本体価格:一般モデル108万円、法人モデル225万円、Android対応モデル97万円(税抜)
    レンタル:法人向け月額55,000円(36ヶ月契約)、個人向け月額39,800円(1年契約)、月額69,800円(単月ごと)
    月額利用料:レンタルの場合は月額利用料に含む。プレゼンアプリ等追加の場合は+5,000円/月
  • 公式情報はこちらでチェック! ソフトバンクロボティクス株式会社 公式サイト:https://www.softbankrobotics.com/jp/

コミュニケーションロボット③
OriHime(オリヒメ)(株式会社オリィ研究所)

OriHimeは、一般的なおしゃべりロボットとは少し違い、病気や障害で外出が難しい方が、スマートフォンやPCから遠隔操作して、まるで自分がその場にいるかのようにコミュニケーションを取れる「分身ロボット」です。

  • このロボットの特徴 「身体的な制約があっても、社会と繋がりたい、大切な人と触れ合いたい」そんな切実な願いをテクノロジーで実現する、深い優しさに満ちたロボット。単なるコミュニケーションツールではなく、「存在」を届けるというユニークな価値を提供します。
  • 導入事例・活用シーン 入院中の子どもが、OriHimeを通じて学校の授業に参加したり、友人と会話可能。
    また、難病で自宅療養中の方が、OriHimeを操作して遠隔地のイベントに参加したり、仕事をすることも可能です。分身ロボットカフェ等)。
  • 導入費用の目安 本体価格:30万円台~(モデルや用途により異なる。法人・自治体向けの導入が中心)
    レンタル:あり(法人・自治体向け中心、個人向けは要問合せ)
    月額利用料:あり(プランによる。法人利用は月額制が一般的)
  • 公式情報はこちらでチェック! 株式会社オリィ研究所 公式サイト: https://orylab.com/

コミュニケーションロボット④
LOVOT(ラボット)(GROOVE X株式会社)

LOVOTは、何か特定の仕事をするわけではありません。しかし、生き物のような温もり、豊かな目の表情、甘えるような仕草や可愛らしい鳴き声で、人の「愛する力」を引き出し、無条件の愛を注いでくれる家族のような存在です。

  • このロボットの特徴 言葉を介さない、温もりや触れ合いを通じた「心のコミュニケーション」を求める方に、最高の癒やしを届けてくれます。LOVOTがそばにいるだけで、心が温かくなり、自然と笑顔がこぼれる。そんな不思議な魅力に満ちた、新しい時代のペットロボットです。
  • 導入事例・活用シーン 高齢者施設や個人の家庭で、心の癒やしや安らぎを提供するコンパニオンロボットとして、認知症の方とのコミュニケーションのきっかけ作りや、情動の安定をサポートするアニマルセラピーの代替としても注目。
  • 導入費用の目安 LOVOT 3.0:「ちゃ」577,500円(税込)「くろ」677,600円(税込)
    LOVOT 2.0:「ちゃ」449,900円(税込)「くろ」550,000円(税込)など。
    短期レンタル(例:37,800円/8日間~)や、月額サブスクプラン(66,000円/月)も選択可能。
    月額利用料:本体購入後は「月額サービス料)が必要。LOVOT 3.0で15,000円~/月、(プラン・キャンペーンによる)
  • 公式情報はこちらでチェック! LOVOT公式サイトhttps://lovot.life/

コミュニケーションロボット⑤
NICOBO(ニコボ)(パナソニック ホールディングス株式会社)

NICOBOは、完璧じゃない、どこか頼りない、でもなんだか放っておけない「弱いロボット」というユニークなコンセプトから生まれた、ぬいぐるみのようなロボット。気ままに寝言を言ったり、しっぽを振ったり、時にはオナラをしたり…?

  • このロボットの特徴 「役に立つ」ことだけがロボットの価値ではないと教えてくれる、新しいタイプの癒やし系。NICOBOのちょっぴりぬけてて人間らしい(?)振る舞いが、私たちの「共感する心」や「お世話したい気持ち」を自然と引き出し、温かいコミュニケーションの形を体験させてくれます。
  • 導入事例・活用シーン 一人暮らしの方の話し相手や、日々の生活にちょっとした笑いや癒やし、変化を求める方や介護施設などで、利用者さんの心を和ませ、会話のきっかけを作るマスコット的な存在。
    「完璧じゃないからこそ可愛い」「ついついお世話したくなる」そんな新しいロボットとの関係性を楽しみたい方。
  • 導入費用の目安 本体価格:49,500円(税込)
    備考:抽選販売や期間限定販売が中心。法人向けプランは要問合せ。
  • 公式情報はこちらでチェック! パナソニック NICOBO公式サイト:https://ec-plus.panasonic.jp/store/page/NICOBO/

3. コミュニケーションロボット導入による4つのメリット

コミュニケーションロボットが仲間入りすると、介護の現場やご家庭にどんな素敵な変化が訪れるのでしょうか。そして、その魅力を最大限に引き出すためには、どんなことを心に留めておくのが良いのかまとめました。

4つのメリット

  • 笑顔と会話が自然と増える! ロボットのユニークな反応や可愛らしい仕草は、最高の潤滑油。場の雰囲気を和ませ、普段口数の少ない方の言葉も引き出します。
  • 「寂しいな…」という気持ちを優しくケア 特に一人暮らしの方や、日中一人で過ごす時間が長い方にとって、ロボットは気軽に話しかけられるお友達。孤独感や不安を和らげ、心を軽くしてくれます。
  • 楽しみながら脳を元気に!認知機能もサポート ロボットとの会話や、搭載されたクイズ・ゲーム、懐かしい歌などは、脳の良い刺激となり、認知機能の維持・向上に役立つと期待されています。
  • 家族やスタッフとの「心の橋渡し」に ロボットという共通の話題が、面会時や日々のケアの中で、新しいコミュニケーションのきっかけを作り、心の距離を縮めてくれます。

4. 【後悔しない】コミュニケーションロボット選び3つの視点

「たくさん種類があって、どれを選べばいいかわからない…」そんなあなたのために、利用者さんやご家族の心に本当に響く、後悔しないコミュニケーションロボット選びの「3つの視点」を、分かりやすく解説します。

視点1:誰の「どんな心のスキマ」に寄り添いたいですか?

まず一番に考えたいのは、「主に誰が、どんな気持ちを抱えている時に、ロボットにどんな役割を期待するのか」ということ。

例えば?

「日中一人で寂しさを感じているおばあちゃんの、話し相手になってほしい」のか。それとも、「施設でのレクリエーションの時間に、みんながもっと笑顔になれるような、楽しい雰囲気を作ってほしい」のか。あるいは、遠くに住んでいる家族と、もっと気軽に心のつながりを感じられるように、「ロボットに橋渡し役になってほしい」のか。

このように、「誰の」「どんな心の状態」に対して、「ロボットに何をしてほしいのか」という具体的な目的をハッキリさせることが、最適なロボット選びの最も大切なスタートラインです。

「あの人の、こんな悩みをなくしたいから」という具体的な想いが、最高のパートナーロボットを見つける近道です。

視点2:どんな活用法をイメージしていますか?

次に大切にしたいのは、ロボットをどう活用して、どんな風に関わっていきたいか、ということです。

例えば?

まるでペットのように、「ただそばにいて、その存在に癒されたい」「優しく撫でたり、抱きしめたりして、温もりを感じたい」という、言葉を介さない受動的なふれあいを求めるのか。あるいは、「今日の天気やニュースを教えてほしい」「薬の時間だよ、とリマインドしてほしい」といった、日々の生活をさりげなくサポートしてくれる、ちょっとした秘書のような役割も期待するのか。

ロボットによって、得意なコミュニケーションのスタイルや提供してくれる機能は大きく異なります。

利用者さんやご家族がロボットとどんな関係性を築き、どんな風に毎日を一緒に過ごしていきたいのかを具体的にイメージすることで、本当に必要な機能や、ロボットが持つべき「性格」や「得意技」が見えてきます。

視点3:「ずっと一緒にいたい」と思える愛着が湧くか?

最後にそして意外と見落としがちなのが、「そのロボットと長く一緒にいたいと思えるか」「家族や施設の一員として、自然に受け入れられるか」という、情緒的なつながりや愛着に関する視点です。

例えば?

毎日目にするもの、時には直接触れるものだからこそ、利用者さんが心から「可愛いな」「なんだか落ち着くな」と感じられるデザインや、安心して触れられる素材感であることは、長く愛用するためにはとても大切な要素です。また、威圧感がなく、生活空間に自然と溶け込むような外観も重要です。

ロボットによっては、使っていくうちに新しい言葉を覚えたり、持ち主の接し方によって性格が少しずつ変わっていったりと、まるで一緒に成長していくような楽しみを提供してくれるものがあります。

そんな「育てる喜び」や「変化する楽しみ」があるかも、飽きずに長く愛せるための、ちょっとした秘訣かもしれません。


5.【Q&A 】よくある疑問ベスト3 コミュニケーションロボット編

ここでは、コミュニケーションロボットについて、現場の皆さんからよく寄せられる質問とその回答を、Q&A形式で分かりやすくまとめました。

Q1. コミュニケーションロボットって、人間みたいに会話できますか?

A1. 今のAIはスゴイけれど、人間と全く同じように、どんな話題でも自由に会話できるわけではありません。簡単な挨拶や質問への応答、あらかじめプログラムされた雑談などが得意なロボットが多いです。製品によって会話レベルは大きく違うので、デモ動画を見たり、実際に触れ合ったりして確認するのがおすすめです。

Q2. 高齢者でも簡単に操作できますか?

A2. 多くのロボットは、お年寄りの方でも使いやすいように、シンプルな操作性や大きな文字表示、音声認識といった工夫がされています。でも、新しい機械に慣れるには少し時間が必要な場合も。導入時には丁寧に説明を受け、実際に触ってみる時間を大切にしましょう。

Q3. 導入したけど、すぐに飽きられちゃったりしないか心配です。

A3. それは、ロボットとの「関わり方」次第かもしれませんね!ただお部屋に置いておくだけでなく、例えば「毎日ロボットに『おはよう』って挨拶する」「一緒に歌を歌ってみる」「ロボットが出してくれるクイズに挑戦する」みたいに、生活の中にロボットとの楽しい時間を作る工夫をすると、きっと長く愛される大切なパートナーになってくれるはずです。新しい会話パターンや機能が定期的に追加されるロボットなら、飽きさせない工夫もございます。


6. まとめ:ロボットと育む、心のコミュニケーション

\ さあ、皆さん!「介護コミュニケーションロボット」の魅力、たっぷり伝わりましたか? /

「お話し相手がいたら、もっと毎日が楽しいだろうなぁ…」
「離れて暮らす家族と、もっと心を通わせられたら…」
そんな優しい願いに、そっと寄り添ってくれるのが、コミュニケーションロボットなんス。

もちろんロボットが人間の温もりや深い共感の全てを肩代わりできるわけではありません。でも、ロボットがいることで生まれる新しい「会話のきっかけ」や「共通の楽しみ」は必ずある。利用者さんとご家族、そして介護スタッフの絆、もっと強く温かく結びつけてくれる存在だと思います。

「ロボのらしんばん」は、これからも、テクノロジーと人の心が織りなす未来の情報をお届けします。

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